亀田興毅、一夜明けて「運がある」
ボクシングの亀田3兄弟の長男でWBA世界バンタム級王者の興毅(亀田)が20日、韓国・済州島のホテルで、同地での8度目の防衛戦に勝利してからの一夜明け会見を行った。
同級14位・孫正五(韓国)にダウンを奪われるなど、大苦戦の末の判定勝ち。それを物語るように、興毅はカットした両まぶたをサングラスで隠して現れた。「(敵地の難しさは)そんなにないけど、声援がすごかった。そんなのも含めて、いける手応えはあったから…。(相手は)何の印象もない。頑張る選手やなと。それだけ。」と、小さな声で試合を振り返った。
「勝ちにつなげられたのだけがプラス。勝ったということは、オレにも運があるってこと。実力は出せんかったけど、ボクシングの神様はオレを見放してないなと思った」と、結果には満足。今後については「何も決めてない。そういうのも含めて考えなあかん」と、前日に引き続き白紙を強調した。