3冠王者・曙、思い出の長野で初防衛
「全日本」(24日、長野ビッグハット)
3冠王者・曙(44)がジョー・ドーリングを再戦の末に破り、初防衛。因縁が深まっていた2人は場外で派手にやり合い、一度は3冠戦史上初の両者リングアウトに。曙はドロー防衛を「プライドが許さない」と拒否した。
場外カウントなしルールで激突し、再試合は元横綱が圧倒。ボディープレス4発の後、ヨコヅナインパクトでとどめを刺した。
98年2月7日、長野五輪開会式。真冬の青空の下、横綱土俵入りを披露した。「長野といえば、あれが一番大きい。五輪の土俵入りは誰もやったことがないから」と、誇りにする思い出の地でベルトを誇示。雲竜型のポーズも見せた。
次期挑戦者については「倒していない全日本の横綱、大関級の残り1人」という大森隆男の名前を挙げ、対戦を熱望した。