興毅防衛戦に苦情殺到、TBS明かす

 TBSの佐々木卓編成局長は27日、東京・赤坂の同局で会見し、韓国・済州島で19日に行われた、WBA世界バンタム級王者・亀田興毅の防衛戦の生中継について、「(視聴者から)大変多数のお叱りを受けた。(放送終了後は苦情の)電話が鳴り止まなかった」と苦情や抗議の電話が殺到したことを明かした。定例の社長会見の席上、記者の質問に答えた。

 19日の試合では、亀田が10回にダウンを奪われながらも、孫正五(韓国)を2‐1の判定で下し、8度目の防衛に成功した。しかし、試合を生中継したTBSの番組が、判定結果が発表される直前に終了。午後10時54分までの放送予定を、同11時9分まで延長したが、それでも判定の集計に時間がかかったことから、結果を伝えられなかった。

 CMをはさんで放送された「NEWS23」の冒頭の映像では既に興毅がトロフィーを受け取っており、勝利の瞬間は伝えられなかった。

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