八重樫“進化した肉体”で強敵倒す!
「WBC世界フライ級タイトルマッチ」(6日、両国国技館)
2度目の防衛戦に臨む王者・八重樫東(大橋)が30日、横浜市内の所属ジムで練習を公開した。指名挑戦者のエドガル・ソーサ(メキシコ)は元WBCライトフライ級王者で、10度防衛の実績を誇る百戦錬磨の実力者。八重樫は「軽量級では世界的に名が通っている強豪。ソーサに勝てれば自分の実力を証明できる」と闘志をたぎらせた。
この日は、同門で前日本ミニマム級王者・原隆二と2ラウンドのスパーリング、ミット打ちなど、1時間以上にわたって中身の濃いメニューをこなした。ここまで約3カ月間、井上尚弥らと数多くのスパーを消化して「前回の試合から、さらに底上げしてきた」と仕上がりは文句なしだ。
昨年6月、井岡一翔との2団体世界王座統一戦前から始めた土居進トレーナーによるフィジカルトレで肉体面が大きく進化。「1年半で、まったく別人の体になった」と同トレーナーは評価。発達した広背筋をカメラマンのリクエストに応えて披露した王者が、鍛え抜いたパワー、スタミナ、スピードで強敵を封じ込める。