安定王者ジョン陥落…V19ならず
「WBA世界フェザー級タイトルマッチ」(6日、パース)
ボクシングのWBA世界フェザー級タイトルマッチが6日、豪州パースのサンダードームで行われ、同級14位の挑戦者・シンピウェ・ベチェカ(南アフリカ)が6回終了TKOでスーパー王者のクリス・ジョン(インドネシア)を破り王座を獲得した。ジョンは19度目の防衛に失敗。キャリア初黒星を喫するとともに、2003年9月から10年以上君臨した王座から陥落した。
18度防衛の変幻自在のスーパー王者も34歳となり衰えは隠せなくなったのか。左右フックの連打で仕掛けてくるベチェカのアタックに序盤から苦戦。5回以降はスリップダウンを繰り返し、6回には右アッパーからの連打でダウン。ゴングに救われたが、ダメージが深くインターバルで試合を棄権した。
ジョンは52戦目で初黒星。通算戦績は52戦48勝(22KO)1敗3分け。18度の防衛戦の中には佐藤修(協栄)、武本在樹(千里馬神戸)、榎洋之(角海老宝石)、木村章司(花形)、細野悟(大橋)と日本ジム所属選手の挑戦も退けている。
大金星のベチェカは07年5月に有明コロシアムで当時のWBC世界バンタム級王者・長谷川穂積(当時・千里馬神戸)に挑戦。フルラウンドを戦い抜いたが、0-3の判定で完敗している。今回が6年7カ月ぶり2度目の世界挑戦だった。ベチェカの戦績は28戦26勝(16KO)2敗となった。
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