興毅、最新ランクはSフライ級4位
ボクシングのWBA(世界ボクシング協会)の最新ランキングが12日(日本時間13日)発表され、同団体のバンタム級王座を返上した世界3階級王者の亀田興毅(亀田)がスーパーフライ級4位にランクされた。スーパーフライ級王座は前王者のリボリオ・ソリス(ベネズエラ)が、IBF世界同級王者・亀田大毅(亀田)との王座統一戦(12月3日・ボディメーカーコロシアム)で判定勝ちしながらも、試合前日に行われた公式計量をクリアできず失格したことで王座をはく奪されたため、現在空位となっている。
興毅の所属する亀田ジムは7日に4階級制覇を目指すという理由で、興毅のバンタム級王座返上を発表。これにより、対戦指令が出ていたバンタム級スーパー王者のアンセルモ・モレノ(パナマ)との統一戦は消滅した。
スーパーフライ級はソリスの王座はく奪で空位となっており、近いうちにランキング上位選手による決定戦が行われることが濃厚。1位に暫定王者のデンカオセーン・カオウィチット(タイ)、2位に元王者の河野公平(ワタナベ)、3位にデビッド・サンチェス(メキシコ)、4位・興毅、5位に日本王者の帝里木下(千里馬神戸)と並んでいる。
興毅は過去にWBA世界ライトフライ級、WBC世界フライ級、WBA世界バンタム級を制しており、スーパーフライ級での4階級制覇を目指している。なお、バンタム級のリミットは53・5キロで、スーパーフライ級は52・1キロになる。