安藤、号泣V!判定勝ちで2階級制覇

 「WBC世界女子ミニフライ級タイトルマッチ」(14日、アゼリア大正)

 虎ヘア娘・安藤麻里(26)=フュチュール=が王座決定戦を制し、女子ではJBC公認後2人目となる2階級制覇を達成した。3回には強打のハセス・ノリエガ(23)=メキシコ=にダウンを喫したが跳ね返し、僅差の2‐1判定勝ち。地元関西のリングで悲願を果たし、号泣した。

 ジャッジは割れ、最後も95‐94の1ポイント差。リングで祈るしかなかった安藤は「王者・安藤」のコールが響くと右拳を突き上げ、号泣した。

 「今回がラストチャンスと思った。もっとこのベルトに似合う王者になる」‐。大阪府枚方市出身。地元の声援に涙声で応えた。

 3回、強打のノリエガにダウンを奪われた。4回終了後の途中採点は0‐3。5回以降は「行くと決めた。気持ちが前に出た」と根性で打ち合った。

 相手の反則による減点もあり、最後は僅差で逆転勝ち。今年3度目の世界挑戦。WBO同級王者に挑んだ前回8月18日の韓国では判定に泣いたが、今回は判定に笑った。

 ヒョウ柄ヘアが定番だったが心機一転、前日に左側頭部を虎柄ヘアに染めた。浪速の女豹が猛虎となり、日本女子2人目の2階級制覇を果たした。

 試合前にはIBF女子世界ライトフライ級王者・柴田直子(32)=ワールドスポーツ=から届いた新王者への挑戦状がリング上で読み上げられた。まずはWBCの指名試合が優先だが、V1防衛後は対決の可能性も出てきた。

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