真道ゴー初防衛 倒せず「出直す」
「WBC世界女子フライ級タイトルマッチ」(22日、和歌山ビッグウエーブ)
チャンピオンの真道ゴー(26)=クラトキ=が、挑戦者で同級8位のフディス・ロドリゲス(メキシコ)に3‐0で判定勝ちし、初防衛に成功した。
真道は2回にダウンを喫するなどクリーンヒットされる場面も目立ったが、足も使いながら手数を出してポイントを稼いだ。ただ、ジャッジ全員が2ポイント差で僅差の白星となり「全然駄目でした」とうなだれた。
性同一性障害に悩んできたボクサーとして注目を浴びる真道は、地元で子供に声を掛けられるなど王者になってからの反響は大きかった。温かい応援を胸に「いい試合を」と意気込んだ一戦だったが、「倒して初防衛」はならず。「まだまだ強くなれる。一から出直す」と、さらなる飛躍を誓った。