一翔「黒ヘア」原点回帰や
「WBA世界ライトフライ級タイトルマッチ」(31日、ボディメーカーコロシアム)
大みそかにV3戦を戦う井岡一翔(24)=井岡=が24日、大阪市内の所属ジムで練習を公開した。
昨年大みそかは金入りパーマ、今年5月は青、9月は赤と個性的な髪色を世界戦ごとに変えてきた王者が、今回は「黒」で勝負すると明かした。
「今年最後にいい締めくくりをしたいので、その気持ちの表れ。髪の毛は邪魔かな、と思った」。直毛の短髪、黒は11年2月11日に初めて世界王者を奪取した時のスタイル。「印象づける試合をする」と同階級を“卒業”し、次戦で3階級制覇を狙う意気込みを原点の「黒」に込めた。
「怖いぐらいの仕上がり」とデビュー以来、状態は最高で、あと3キロ弱の減量も順調だ。「きつい減量の中でもスピード、パワーが落ちない」と、加圧トレなどを地道に続けた肉体強化の効果を実感する。
父で会長の一法氏も「100点」と絶賛。挑戦者は接近戦を好むが対策は3パターン準備し、どんな展開でも迎え撃つ態勢は整った。13年の“一翔締め”へ髪1本のスキもない。