一翔の挑戦者はロマゴンから対策伝授
「WBA世界Lフライ級タイトルマッチ」(31日、ボディメーカーコロシアム)
ボクシングのWBA世界ライトフライ級王者・井岡一翔(井岡)に挑戦する同級3位のフェリックス・アルバラード(ニカラグア)が25日、関西国際空港着の航空機で来日した。ニカラグアから約24時間の長旅にも「旅行中に食事もしたし減量は問題ない」と疲れを見せず言い切った。
デビュー以来、18勝(15KO)で13勝(9KO)の井岡と全勝対決。24歳の同い年相手に「常に最高の選手と戦いたいと思っていた。今までで一番、望む相手」と意気込んだ。
接近戦を得意とし、デビュー以来、早い回でKOを重ねた強打者。KOを狙うか?の問いには最後まで首を縦に振らず、「12回を戦う準備をしてきた」と、冷静に勝利への執念をにじませた。
同国の英雄で、一翔の“宿命の敵”でもある元同級スーパー王者のローマン・ゴンザレスに弟子入りし、スパーリングを重ねた。「ずるさ、フェイントを学んだよ」と、王者撃破への極意も注入された。
「ゴンザレスが1番で俺が2番」。同国期待の星は「人気?あるよ。31日にベルトを持って帰ればもっと人気は出る」と不敵な笑みを浮かべた。