内山、筋肉増量で万全「必ずV8達成」

 「WBA世界Sフェザー級タイトルマッチ」(31日、大田区総合体育館)

 ボクシングのダブル世界戦の予備検診が28日、都内のホテルグランドパレスで行われ、出場4選手はすべて異常なしと診断された。WBA世界スーパーフェザー級王者・内山高志(34)=ワタナベ=は、フィジカルトレーニングによる筋肉量の増加で代謝が向上。「勝手に体重が落ちる感じ」と減量は順調で、8度目の防衛に自信を示した。

 3年連続の大みそか決戦へ、内山が絶好調をアピールした。検診を終えると「状態は本当にいい。体重も勝手に落ちてる感じで、ストレスも少ない」と、余裕を漂わせた。

 リミットまであと1・2キロだが、「1日練習すれば2キロぐらい落ちる」とサラリ。自己管理には定評があるだけに減量苦はほとんどないが、それでも今回はこれまでよりも順調。「油や糖分を控えた低カロリーの物を食べていれば落ちる。少し前まで普通に鍋料理とか、1日3回食べていた」と話すほどだ。

 その理由を「筋肉量が増えて無駄な脂肪が減って、代謝が良くなったからだと思う」と説明。10年1月の世界奪取時から始めた、WBC世界フライ級王者・八重樫東(大橋)らも指導する土居進氏とのフィジカルトレーニングの成果といえる。

 それは数字にも表れた。前戦で1メートルに達した胸囲をキープし、首回りは1・5センチ増加。「質というか(体の)内部的なものが変わったと思う。悪い体勢でも強いパンチが打てるようになった」と、手応えを口にする。

 挑戦者・金子より身長で2センチ、リーチで2・5センチ下回ったが「身長が高いのは分かっていたし、身長があればリーチもあるので気にならない」と、意識はしない。「必ずV8を達成します」と、力強く勝利を宣言した。

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