一翔、紅白に負けない「1%でも多く」
「WBA世界ライトフライ級タイトルマッチ」(31日、ボディメーカーコロシアム)
前日計量が30日、大阪市内のホテルで行われ、V3防衛戦に臨む王者・井岡一翔(24)=井岡=、挑戦者で同級3位のフェリックス・アルバラード(24)=ニカラグア=とも一発クリア。今年の試合も高視聴率をたたき出してきた王者が、大みそかの視聴率No.1締めを決意した。
試合当日のテレビ中継は、東京でのボクシング世界戦2試合に加え、プロレス、紅白歌合戦とライバルは多い。一翔は「注目を浴びれば自分は力を発揮する。1%でも多く取る」と拳でKOだ。
今年の視聴率は、5月のV1戦が全国平均13・5%、9月のV2戦は同19・3%を記録。亀田3兄弟が苦戦し、金メダリストの村田ですら今月6日の試合は同9・1%。ボクシング人気を支える一翔の健闘ぶりが光る。
挑戦者はKO率83%を誇り、最強の評判。「相手が早く仕掛けてくるなら、早いKO決着もある。興奮する試合をお見せします」。大みそかのお茶の間を一翔が占拠する。