高山、4月にも4団体制覇狙に挑戦?
日本選手として初めてWBA、WBC、IBFの3団体制覇したIBF世界ミニマム級王者・高山勝成(仲里)が4月にも4団体制覇に挑戦する可能性が7日、出てきた。
WBC同級王者の熊朝忠(中国)に加え、昨年末にはWBO同級王者のメルリト・サビーリョ(フィリピン)から対戦への興味を示された。宮崎亮(井岡)が返上した王座を狙うWBA同級1位のヘッキー・ブドラー(南ア)からもオファーが届いているという。
「第1はWBOで王座を統一すること。第2はWBAの王者。4団体をクリアしたら、ベルトを返上しライトフライ級に上げたい」と高山。世界主要4団体制覇の後に2階級制覇も視野に入れ、本格的な交渉がこれから始まる。
この日は大阪市内の豊崎小で講演会を行い、ボクシング実演などで小学生らと触れ合った。「僕みたいに身長が小さく、拳も小さい人間が3度も世界王者になれた。目標を持ってやればかなうということを分かって欲しい」。子供らに伝えた言葉を今年、自らも実行する。