京太郎、困惑 チケット印刷も差し止め

 日本ボクシングコミッション(JBC)は28日、都内でランキング委員会を開き、元WBA世界スーパーウエルター級暫定王者で日本ミドル級2位の石田順裕(38)=グリーンツダ=が希望する、ミドル級から4階級上のヘビー級への転級を認めなかった。11日の公開スパーリングの内容を踏まえたもので、4月30日に後楽園ホールで予定されていた日本ヘビー級王者・藤本京太郎(27)=角海老宝石=への挑戦は暗礁に乗り上げた。

 石田を相手に2度目の防衛戦を予定していた京太郎陣営は、“石田落選”に衝撃を受けた。萩森健一マネジャーは「JBCから(石田の)査定スパーをやってほしいと言われてやったのに、何ででしょうね…」と困惑。「チケットの印刷も急きょ差し止めた」と、対応にも追われた。

 日本ヘビー級ランカーは3人いたが、唯一京太郎と未対戦だった樋高リオ(渥美)がランク返上を申し出たため、実質的に挑戦者がいない状況。萩森マネジャーは「対戦することに意味がある。ノンタイトルでもいい。1千万円の賞金マッチとかで実現させたい」と、望みを捨てなかった。

 京太郎も「えっ」と、驚きを隠せなかったが、「日本王座にはあまりこだわっていない。決まった試合をやるだけ」と淡々と話した。

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