「プロレスラー貴闘力」4・16デビュー
「リアルジャパン」(4月16日、代々木第2体育館)
元関脇貴闘力の鎌苅忠茂氏(46)が5日、都内で会見し、リングネーム「貴闘力」として4・16代々木第2体育館大会でプロレスデビューすることを発表した。対戦相手は因縁の大仁田厚(56)で、一騎打ちになるかは未定。昨年9月に襲撃され、負傷した鎌苅氏は「シングルで来いというならいくし、怖いならタッグでもいい。(試合形式も)何でもいい」と電流爆破戦を含め、応じる構えだ。
先のことは頭に入れていない。「完全決着をつけたら、1試合で終わる?」と聞かれると、「そのために大きな場所をつくってもらった」とうなずきながら即答。「技はジャーマンでもやるよ」と豪語した鎌苅氏は、「22歳のころ、テリー・ファンクとこっそりスパーリングをやって『今夜からでもメーンを張れる』って言われた」と秘話も披露した。
邪道制裁を目指し、毎日5時間の練習を継続中。「相撲協会をクビになってからのうっぷんすべてを大仁田にぶつけたい」。張り手を武器に力士時代からファイターとして鳴らした男が、土俵をリングに変えて暴れ回る。