八重樫、早くも次戦にゴンサレスを指名
「WBC世界フライ級タイトルマッチ」(4月6日、大田区総合体育館)
ボクシングの大橋ジムは13日、東洋太平洋ライトフライ級王者でWBC同級4位の井上尚弥(20)が4月6日に東京・大田区総合体育館で、同級王者アドリアン・エルナンデス(28)=メキシコ=に挑戦すると発表した。WBA世界ライトフライ級王者・井岡一翔(24)=井岡=の7戦目を抜き、日本選手最速となるプロ6戦目での世界王座奪取に挑む。当日はダブル世界戦として、WBC世界フライ級王者・八重樫東(30)が同級8位オディロン・サレタ(27)=メキシコ=と3度目の防衛戦を行う。
八重樫は「バランスのいいファイターで厳しい戦いになる」と、サレタの評価はそこそこにした。その上で「強すぎて王者がみんな敬遠していると聞くので、無事に防衛すれば挑戦を受けたい」と、V4戦の相手に元WBA世界ライトフライ級スーパー王者ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)を指名した。
ゴンサレスは37勝(31KO)無敗。12年12月には一翔との王座統一戦の指令が出たものの延期となるなど、1年以上も同王座の挑戦者が現れず、フライ級に転向した。八重樫は「持っている引き出しをいろいろ出せば何とかなると思う」と決意を示した。