ボクシングの亀田ジム代理人の北村晴男弁護士（５７）は２６日、都内の同ジムで、ＩＢＦ世界スーパーフライ級王者の亀田大毅（２５）が昨年１２月の統一戦で敗れながら王座にとどまったことを発端に、日本ボクシングコミッション（ＪＢＣ）が同ジムの会長とマネジャーのライセンス更新を認めない処分を下した件などについて会見。ＪＢＣ職員が亀田興毅、和毅らに対して民事訴訟を起こしたことを受け当時亀田ジムの職員が撮影した映像が公開された。

　訴えは、昨年９月３日の大毅の世界戦前に興毅が職員の退室を妨害して脅迫、和毅が職員に暴行を加えたことで損害賠償を求めたもの。北村弁護士は「（映像を）見る限り、原告の主張は虚偽と言わざるを得ない」「重大な名誉毀損（きそん）が拡散している」と説明。「反訴は検討中。裁判所がＶＴＲを見て速やかに判断してくれると思う」と話した。