河野、王座奪回なら興毅と初防衛戦だ!
「WBA世界スーパーフライ級王座決定戦」(26日、後楽園ホール)
河野公平(33)が所属するワタナベジムの渡辺均会長(64)が20日、早くも初防衛戦の計画を明かした。「河野が王者に返り咲けば、ぜひ亀田興毅選手とやらせたい」。実現すれば、亀田3兄弟の長男で前WBA世界バンタム級王者の興毅(27)=亀田=にとっては世界4階級制覇がかかる一戦となるだけに、大きな注目を集めることは間違いない。
河野はこの日、練習を公開し、「何が何でも勝つ」と王座奪取へ闘志を燃やした。相手のデンカオセーンは世界戦で坂田健史(協栄)、久高寛之(仲里)、亀田大毅(亀田)、名城信男(六島)を下してきた日本人キラー。そんな強敵にも「前半に強いタイプなので、後半に勝負をかけて、できればKOで決めたい」と必勝宣言だ。
河野の気概に応えようと、渡辺会長も興毅との対戦計画を掲げて闘志をあおる。「今はデンカオセーンのことしか考えていない」という河野だが、ビッグマッチにつながる勝利へのモチベーションはかつてないほど高い。
体重はリミットまで約1・5キロと減量も順調。激励に駆け付けた母久子さんが見守る中で、高橋智明トレーナーとの2ラウンドのスパーリングでは、仮想デンカオセーンの同トレーナーが鼻血を出すほど、右アッパーなど鋭いブローを次々と決めた。同トレーナーは「パンチの切れがすごい。今までで一番調子がいい」と太鼓判を押した。
昨年5月に河野からベルトを奪取したリボリオ・ソリス(ベネズエラ)が、同12月に前IBF世界スーパーフライ級王者の亀田大毅との2団体王座統一戦で体重超過により王座を剥奪され、現在の王座は空位。因縁のタイトルを再奪取すれば、今はWBA世界同級4位の興毅との対戦が現実味を帯びてくる。「やるべきことは全てやってきた。アドレナリンが出ています」と河野は自信をのぞかせた。
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