２６日に行われるボクシングのＷＢＡ世界スーパーフライ級王座決定戦（後楽園ホール）で２階級制覇を目指す同級１位のデンカオセーン・カオウィチット（タイ）が２１日、東京・五反田のワタナベジムで練習を公開した。

　２０日に来日したばかりだが、疲れを全く感じさせずシャドー、サンドバッグ打ちなどで１時間以上にわたって精力的に汗を流した。タイで１０９ラウンドのスパーリングを消化して仕上がりは万全。ウエートもリミットまであと４ポンド（約１・８キロ）と減量も順調だ。

　「今はとてもリラックスしている。絶対に勝ってチャンピオンに戻りたい。自信は１００％ある」ときっぱり勝利宣言。０８年１２月に坂田健史（協栄）を２回ＫＯで下してＷＢＡ世界フライ級王座を奪取。その後も久高寛之（仲里）、亀田大毅（亀田）、名城信男（六島）と激戦を繰り広げてきた。