一翔、故エディ氏に3階級制覇誓った

 「IBF世界フライ級タイトルマッチ」(5月7日、ボディメーカーコロシアム)

 ボクシングの元2階級王者・井岡一翔(25)=井岡=が25日、和歌山・白浜で2泊3日の合宿を開始、故エディ・タウンゼント氏の銅像の前で天国の同氏に日本最速の3階級制覇を誓った。

 6人の世界王者を育てた名伯楽と叔父・弘樹氏は固い絆で結ばれ世界2階級制覇を達成。二人三脚で鍛え上げた場所が白浜の白良浜で、04年、弘樹氏が同地に銅像を寄贈した。

 一翔も世界戦前は白浜で合宿を行うのが恒例行事。ましてや今回はエディ&叔父が追い続け、最後まで届かなかった夢がかかる。

 「(天国で)見守ってくれていると思う。3階級制覇して報告しにここに戻る。僕が(井岡家の)新しい歴史をつくる」。銅像の前では以前にも増して気持ちを高ぶらせた。

 合宿初日は砂浜で20キロ走した上、ダッシュを繰り返し2時間の猛練習。3日で約100キロを走り込む予定。挑む王者はアマ戦績豊富なテクニシャンのため、12回を全開で戦うスタミナとスピード強化が目的だ。「この合宿で自分の限界をどこまで超えられるか」。井岡家の“聖地”で完全に勝負スイッチは入った。

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