井上が挑戦の王者「厳しい試合を覚悟」
ボクシングのWBC世界ライトフライ級タイトルマッチ(4月6日、東京・大田区総合体育館)で日本最速記録となる6戦目での世界王座奪取を狙う同級4位・井上尚弥(大橋)の挑戦を受ける同級王者アドリアン・エルナンデス(メキシコ)が31日、都内の帝拳ジムで公開練習を行った。
5度目の防衛戦となる王者は、井上の父でトレーナーの真吾氏、大橋秀行・大橋ジム会長らが視察する中、一つ一つの動きを確かめるように丁寧なシャドーボクシングやミット打ちなどで汗を流し、「コンディションは大変いい」と、調整に手応え。井上を「アマチュア経験が豊富でいい選手。厳しい試合になると覚悟している」と警戒しつつ、「いい試合をしたい。KO?それは自然発生するもの」と静かに闘志を燃やした。