挑戦者サレタ“珍トレ”回転ミット打ち
「WBC世界フライ級タイトルマッチ」(6日、大田区総合体育館)
王者・八重樫東(大橋)に挑戦するオディロン・サレタ(メキシコ)が1日、都内で練習を公開した。メキシコではすでに約90ラウンドのスパーリングを消化。この日は三半規管を鍛えるため何度も回転し、目が回ってからミット打ちをする独特のトレーニングを繰り返した。「体調はとてもいい。大きなチャンスだと思う」とタイトル奪取へ意気込んだ。
視察した八重樫陣営の松本好二トレーナーは「典型的なメキシカンらしい動きをするタイプ。独特の間合いがあると思うが、チャンスがあれば倒しにいきたい」と、次戦で強豪ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)と対戦予定の王者にKO指令を出した。