山中“神の左”でタトゥー狙い撃つ!

 「WBC世界バンタム級タイトルマッチ」(23日、大阪城ホール)

 ダブル世界タイトルマッチの予備検診が20日、大阪市内のホテルで行われ、出場4選手はすべて異常なしと診断された。6度目の防衛がかかる山中慎介(帝拳)は前戦より胸囲が4センチ増えたことが判明し、パワーアップに手応え。威力を増した得意の左ストレートで、挑戦者シュテファーヌ・ジャモエ(ベルギー)の弱点と見ているボディーを打ち抜くことを予告した。

 “神の左”がすごみを増した。検診で胸囲が4センチ増えたことが分かった山中は「今回は本当に体が大きくなっていると感じる。下半身中心ですが、肩周りとか必要なところにも(筋肉が)ついている。パワーアップしていると言うことですね」と、手応えを実感した。

 その効果はパンチ力にも表れている。ミットで“神の左”を受ける大和心トレーナーが「好戦的で前に出る相手なので、私も前に出たが、最近は出られないぐらい強く、重く、鋭くなっている」と、証言するほどだ。

 山中はジャモエと対面した印象を「全体的に小さく感じた」と話し、検診ではジャモエの胴回りを見つめ、「細いと思ってましたが、やっぱり細かった。ボディーも有効ですかね」とニヤリ。また、ジャモエの肝臓付近(右わき腹)にはイニシャルのタトゥーがあり、「打ってくれと言うことですかね。それを目印に上下に打ち分けて、心を折りますよ」と、予告した。

 体は大きくなっている一方で、「今回はめちゃくちゃ調子がいい。今日は休みですが、体を動かしたいぐらいエネルギーがある」と、減量は快調。大阪入りした前夜にはステーキ150グラム、ご飯250グラムなどを平らげた。“神の左”の肝臓打ちが浪速のファンのド肝を抜く。

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