山中“仮想ベガス”でのV6へ自信
「WBC世界バンタム級タイトルマッチ」(23日、大阪城ホール)
ダブル世界戦の調印式とルール会議が21日、大阪市内で行われ、出場4選手が会見した。
王者・山中慎介(帝拳)は「大阪城ホールという最高の舞台で最高の試合をして強さを見せつける」と、V6に自信十分だった。最大で1万6000人収容の大阪城ホールは、山中が進出を希望する米ラスベガスのMGMグランド・ガーデンアリーナと同規模。「今までの会場の倍ぐらいの大きさなので、周りを見渡して楽しもうと思う」と、会場を聖地に見立てる考えだ。
所属ジムの本田明彦会長は「米国にバンタム級のいい選手がいない。今後は統一戦とかになるだろう」と話す。米進出は難しい状況にあるが、山中は「この試合を勝たないと始まらない」と、目の前の戦いを見据えた。