還暦ドラゴン1日2試合!生涯現役宣言
「ドラディション」(11日、後楽園ホール)
昨年12月に還暦を迎えた藤波辰爾(60)が、記念試合とメーンの1日2試合をこなし、生涯現役を宣言した。ちゃんちゃんこ代わりの赤いタイツで出陣した第1試合は元付け人・金本浩二と5分ドロー。約2時間後には65歳の藤原喜明と組み、杉浦貴&斎藤彰俊と対戦し、勝利した。
「気ばかりあせった。肝心のファイトで頑張りたかった」。納得いかないのは向上心の現れだった。いまだトップ選手との戦いを望む藤波は「引退は封印した。動けなくなったら引退だけど、自分からは言わない。生涯現役。これからが勝負」と力強く言い切った。
また、「母の日」のこの日、リングに呼び寄せた伽織夫人(60)に長男・LEONA(20)が花束を贈り、感涙させるサプライズを演出。藤波は「よしっ」と笑顔でガッツポーズした。