中邑がグレイシー狩り「夢のよう」
「新日本」(25日、横浜アリーナ)
中邑真輔(34)が異種格闘技戦でダニエル・グレイシー(41)を下し、IWGPインターコンチネンタルベルトを守るとともに、02年大みそかに総合格闘技ルールで敗れたリベンジに成功した。グレイシー一族がプロレスのベルトに挑戦‐。中邑が「歴史的一戦」と位置づけた試合を制した。裸絞めに苦しむ場面もあったが、最後は得意のボマイェでスリーカウントを奪った。
新日本マットでのグレイシー狩りに、「プロレスと格闘技、どちらも好きで生きてきた人間にとって夢のよう」と笑顔を見せた。勝利直後にはバッドラック・ファレ(32)が挑戦をアピール。急展開に「まるで漫画か特撮の世界。僕は人間じゃないんだ。イャオトラセブンなんだ」という発言も飛び出した。中邑は息つく暇もなく、プロレスのすごみを伝えていく。