全日本激震!秋山らが7月新会社設立
全日本プロレスの秋山準(44)、諏訪魔(37)、曙(45)ら所属全選手が30日の契約満了をもって、12年11月からオーナーを務めるレッドウォールジャパンの白石伸生社長(41)の元を離れ、“独立”することが4日、分かった。
和田京平名誉レフェリー(59)らスタッフも追随し、7月から新運営会社を設立し、秋山が社長に就任する。企業の支援は見込んでいるものの、親会社を持たない新体制での初戦は7月12日の大阪大会となる。
昨年6月末で武藤敬司前オーナー(51)、武藤に追随する選手と残留組に分裂した全日本が、1年後に再び分岐点を迎えた。昨夏以降の新生・全日本は試合内容は充実していたが、ギャラ未払いなどトラブルもあった。選手側は今春には独立の考えで一致。オーナー側と話し合いを続け、円満な形で契約終了することが決まった。
ファンの目に映るリング上の光景に変化はない。世界タッグなどのベルトは団体創設者の馬場家が管理しており、継続して使用予定。昨年10月にリニューアルされた3冠ヘビー級ベルトは、以前の3本(旧インター、PWF、UN)に戻る可能性があるという。ただ、現運営会社の全日本プロレスシステムズが商標を登録している「全日本」の名前を継承できるかは流動的。関係者は「状況次第で新たな団体名を名乗ることもある」とした。