井上9・5初防衛戦!Lフライ級卒業へ
「WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ」(9月5日、代々木第二体育館)
ボクシングの大橋ジムは23日、都内でWBC世界ライトフライ級王者・井上尚弥(21)とWBC世界フライ級王者・八重樫東(31)のダブル世界戦を9月5日に東京・代々木第二体育館で行うと発表した。初防衛戦の井上はWBC同級15位、サマートレック・ゴーキャットジム(29)=タイ=と同階級ラストファイト。一方、八重樫は同級1位で帝拳所属のローマン・ゴンサレス(27)=ニカラグア=と4度目の防衛戦に臨む。
日本選手最速のプロ6戦目で世界王座獲得を果たした井上の初防衛戦が決まった。
より高いパフォーマンスを目指すため、フライ級転向という選択肢もあったが「チャンピオンとしての仕事をしなければいけない」と、井上自身が防衛戦にこだわった。
4月6日の戴冠以来3連休を取っただけ。肉体強化に加え、フィリピンから元世界王者や世界ランカーを呼んで12ラウンドのスパーリングもこなしている。大橋会長が「考えられない。(相手を)倒しちゃうんだから」とあきれるほどだが、井上自身に気負いはない。「今すぐでも試合はできる。後はウエートだけ」と敵は減量だけだという。
「食べものには気を遣ってます。揚げ物や甘いものが好きだけど、節制している。好きなミルクティーもお茶にしています」
ライトフライ級での防衛戦については「2回、3回はないです」と話した。しっかりと体をつくりながら、フライ、スーパーフライ級へ。さらには「体をつくればバンタムでもと考えている」と言う。
相手の情報はまだ手にしていないが「何もさせないでKO勝ちする」と、同級でのラストファイトとなる初防衛戦に自信を見せた。