豪華コラボ実現!井岡ジムVS日本代表

 今秋のアジア大会(韓国・仁川)に向け大阪で合宿中のボクシング日本代表が28日、大阪市内の井岡ジムに“殴り込み”をかけた。

 関西では初の「プロ・アマ交流」として、ロンドン五輪・銅メダリストの清水聡(ミキハウス)ら5人と元2階級王者・井岡一翔ら世界ランカーが真剣勝負のスパーリング。日の丸のプライドとプロの意地がリング上で激しくぶつかり合った。

 フライ級・林田翔太(駒大)と3ラウンドを戦った一翔は「あれはやっかいだった」と長身サウスポーの右ジャブに苦戦。「アマチュアらしいうまい選手」と脱帽した。

 自身も東農大時代に北京五輪出場を目指し代表合宿にも参加していた。清水、ライトウエルター級・川内将嗣、ウエルター級・鈴木康弘(ともに自衛隊)とは久々の再会。「とにかく懐かしかった。自分自身、(原点を)取り戻せるものがあればというの気持ちだった。お互い高め合っていければ。すごく勉強になった」と、日の丸パワーをもらった。

 元WBA世界ミニマム級王者・宮崎亮はライトフライ級・柏崎刀翔(自衛隊)と対戦。激しい接近戦で3ラウンド互角の打ち合いを演じた。「僕らがアマの時代には考えられないくらいガツガツ来て意外性があった。僕のハートに火を付けてくれた」とキッパリ。スパー後は柏崎から接近戦での「足の入れ替え方」を尋ねられ、伝授するなど両者にとって実りは大きかった。

 一方、ライト級の清水は東洋太平洋王者・中谷正義に3ラウンドともロープを背負う場面が目立ち、ボコボコにされた。「あんなにボディーばかり打ってくるアマチュアの選手はいない。パンチをもらわず当てないと」と苦笑い。16年リオ五輪に向け「1ラウンドの中でいかに良くみせられるか」と課題を挙げた。

 7月1日からアマチュアのルールが変更。男子はヘッドギアを廃止。採点は従来の加点式から10点減点法となり、よりプロに近づいた。新ルールへの早期対応のためにもプロの技術は大いに役立つ。1カ月前に日本ボクシング連盟・山根明会長が合同練習を依頼し、井岡一法会長も快諾。今回の豪華コラボが実現した。

 山根明会長は「関西と言えば井岡ジム。プロの闘争心、根性をアマに取り入れ、アマの良さをプロが取り入れ、プロアマ仲良く力を合わせて強化していきたい」と熱弁。日本ボクシング界が一丸となり、リオ、そして20年東京五輪を目指す。

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