内藤、失速3連敗でG1連覇崖っぷち

 「新日本」(4日、愛知県体育館)

 G1クライマックスの昨年覇者・内藤哲也がBブロック公式戦で鈴木みのるに敗れ、3連敗で4勝4敗となり、2連覇が厳しくなった。ゴッチ式パイルドライバーをかわして勝機をつかんだが、スターダストプレスを自爆して流れを失った。最後は永田裕志と並ぶ出場最年長タイの鈴木の巧みなスリーパーで沈んだ。

 下馬評でBブロックの優勝候補とされたIWGP王者・AJスタイルズ、オカダ・カズチカを撃破した序盤戦の勢いはどこかに消えた。“貯金”を使い果たした内藤は「4勝4敗か。振り出しに戻ったけど、できることは残り2試合(天山広吉、カール・アンダーソン)勝つだけ」と悲壮感を漂わせた。

 試合が組まれておらず、オフだった7月31日・浜松大会も来場し、敵情視察した。連続Vへ気合満々だっただけにショックは大きい。それでも、可能性がある限りはあきらめない。

 「自力突破が厳しいのは分かってる。(他力本願で)神頼みみたいな状況かも。でも、オレにできることはきっちり残りを勝つこと。それだけ」。昨年の夏男が、最後の最後まで意地を見せる。

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