棚橋「あと一歩」魔さか決勝進出逃す

 「新日本」(8日、横浜文化体育館)

 まさかの大どんでん返しだ。勝ち点14でG1クライマックスAブロックの最終戦を迎えた棚橋弘至は、勝てば決勝戦進出が決まるところだったが、デイビーボーイ・スミスJr.のパワフルな攻撃に劣勢を強いられた。G1の重圧がのしかかったのか、いつもの切れが見られず、必殺のハイフライフローを繰り出すチャンスを見いだせなかった。

 スミスJr.のキャプチュード、タイガースープレックスで大きなダメージを負い、最後はフランケンシュタイナーをかつぎ上げられブルドッグボムを浴びてフォール負け。決勝の舞台すら踏めずに棚橋の夏は終わった。

 バッタリと倒れ込み、顔を覆いながら、「あ~っ、クソッ。あと一歩だったのに」と絶叫したが後の祭り。西武ドームでBブロック2位のAJスタイルズとの対戦でうっぷんを晴らすしかない。

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