「WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ」(9月5日、代々木第二体育館)
WBC世界ライトフライ級王者・井上尚弥が初防衛戦に向けて9日、横浜市のジムで1試合分となる12ラウンドのスパーリングを行った。この日の相手は、世界ランカーを含めた3人のフィリピン人ボクサーで、4ラウンドずつ消化した。連日の走り込みで真っ黒に日焼けした井上は、抜群のスピード感と自在の攻めで相手を翻弄(ほんろう)。「12ラウンド、力を出し切ってスタミナは問題ないことが確認できた」と、専属トレーナーの父・慎吾さんも満足そうだった。