大地、デビューの地・両国で初勝利
「デイリー後援・IGF」(23日、両国国技館)
6月にIGF入りした故橋本真也さんの長男・橋本大地(22)が将軍岡本(30)を下し、11年3月6日のデビュー戦(対蝶野正洋)の地・両国国技館で初勝利を挙げた。岡本のパワーに苦しんだが、ラリアートに来るところを丸め込んだ。
デビュー2戦目(11年3月21日、対武藤敬司)以来の両国で結果を出した大地は「3年ぶりの両国、IGF初の両国で勝つことができてうれしい」と安どの表情。ただ、勝ち方には満足いかない様子で「IGFにはIGFスタイルがある。次に両国でやるときはライジングDDTで取りたい。きっちりした技で」と意欲を見せた。
7月21日の福島・相馬大会で強豪ジェロム・レ・バンナ(41)を腕ひしぎ逆十字で破るなど、成長を続ける22歳。アントニオ猪木会長(71)は「谷の底からはい上がれ。大事にするのは違う」と厳しく突き放すが、その言葉を聞いた大地は「新人じゃないし、自分の意思でこっち(IGF)に来たんだから百も承知」とうなずいた。“破壊王子”の名に恥じないよう、新天地で天下を取ってみせる。