村田2階級上のLヘビー級ランカー圧倒
「ボクシング10回戦」(9月5日、代々木第二体育館)
9月5日にWBC世界ミドル級同級21位のアドリアン・ルナ(24)=メキシコ=とプロ5戦目を行う、ロンドン五輪ボクシングミドル級金メダリストで同級12位の村田諒太(28)=三迫=が26日、都内の帝拳ジムで練習を公開した。
米国合宿後初のスパーリングは、ライトヘビー級25位のライオネル・トンプソン(米国)との3ラウンド。鋭い左ボディーや速いコンビネーションなどで圧力をかけ続けた。
村田は「バランスが良かった。ボディーは得意で自然に出る。調子が悪いと出ないので、出るのはいいこと。ルナはでかいし、必要になる」と話した。
トンプソンはWBO世界ライトヘビー級王者セルゲイ・コバレフ(ロシア)とノンタイトル戦で対戦経験(3回TKO負け)があり、「パンチの使い方を覚えれば、複数回チャンピオンになれる。パワーはコバレフより上だ」と評した。
村田は「ランキングに入り、世界を狙える段階に来ている。つまずいていられない。倒しに行きたい」と断言した。