世界ボクシング評議会（ＷＢＣ）タイトルマッチで初防衛に成功したライトフライ級王者の井上尚弥とフライ級王座４度目の防衛に失敗した八重樫東（ともに大橋）が試合から一夜明けた６日、横浜市の所属ジムで記者会見した。

　すでに目は次のステージを見据えていた。ＷＢＣ世界ライトフライ級で初防衛に成功した井上尚弥（大橋）は「自分を見つめ直して今後につなげていきたい」と語った。

　ライトフライ級での減量は限界。大橋会長は今回の世界戦の身体検査でドクターから医学的にも無理だと言われたことを明かし、「タイトルは返上。将来的にはスーパーバンタム級までいけると思う」と、夢の５階級制覇まで言及した。

　まずはフライ級から、もちろんゴンサレスもターゲットの一人だ。八重樫からは「尚弥ならたぶん勝てる」とエールを送られ、「いつかは八重樫さんの借りを返したい」と応えた。