WBAが河野‐興毅戦に入札指令
世界ボクシング協会(WBA)は6日、世界スーパーフライ級王者・河野公平(ワタナベ)が、同級2位・亀田興毅(UNITED)と行う初防衛戦を入札にかけることを国内外のプロモーター、関係者に通達した。入札は17日にパナマのWBA本部で行われる。
この試合は、4月に指名試合として両陣営に通知されていたが、亀田興のボクサーライセンスが失効しており国内での開催ができない状態だった。日本ボクシングコミッション(JBC)から経緯の説明を受けたWBAは、契約締結の期限延長を重ねてきたが、この日、入札による開催を指令した。
ワタナベジムも入札に参加する予定だが「うちが落札しても国内で試合はできない。同じことの繰り返しになりますよ」(渡辺会長)と複雑な表情。
今後、河野‐亀田興戦の実現については(1)亀田側が落札し、海外で開催する(2)河野側が落札し、外国人マネジャーと契約した亀田興が特別に国内ライセンスを取得する(3)亀田興が新たなジムに移籍し、国内ライセンスを取得する、などが考えられる。