棚橋柴田が涙の和解「のびのびやって」
「デイリー後援・新日本」(21日、神戸ワールド記念ホール)
棚橋弘至が“犬猿の仲”とされる99年同期デビューの柴田勝頼を破り、わだかまりを水に流した。棚橋がG1公式戦の借りを返すと、額と額を合わせた。
05年1月に新日本を退団し、総合格闘技を経て古巣にフリー参戦する柴田から「新日本を守ってくれてありがとう」と声をかけられると、涙腺は決壊。握手しながら「お帰りなさい」と返すのが精いっぱいだった。
中邑真輔を加えて「新・闘魂三銃士」と呼ばれた2人は、柴田の退団で道が分かれた。06年3月には対戦を柴田側がドタキャンする騒動もあった。12年の“復帰”後も厳しい言葉を放っていた棚橋は「柴田の10年を感じた。オレの攻撃が未来を妨げるなら本意ではない。プロレスに楽しさを抱いてるなら、のびのびやって欲しい」とエールを送った。