内山V9防衛に自信 右拳もほぼ完治
「WBA世界スーパーフェザー級タイトルマッチ」(12月31日、大田区総合体育館)
ボクシングのワタナベジムは16日、12月31日に東京・大田区総合体育館でトリプル世界戦を開催すると発表した。WBA世界スーパーフェザー級王者の内山高志(34)は同級9位のイスラエル・ペレス(35)=アルゼンチン=を迎え、1年ぶり9度目の防衛戦。
9度目の防衛戦に臨む内山は、4年連続で大みそかのリングに登場する。05年7月のプロデビュー以来、1年のブランクは最長となるものの「不安はない。ずっと準備はしていたし減量も大丈夫」と言い切った。
11年1月の三浦隆司(帝拳)戦で痛めた右拳も、この1年でほぼ完治。「なかなか打ち抜けなかった」という右ストレートは筋力トレの効果でさらにパワーアップし、今回はフル全開させる。
“KOダイナマイト”の目は次に向けられている。「彼に勝ってスーパーフェザー級最強を証明したい」と、34戦全勝(28KO)のWBO同級王者マイキー・ガルシア(米国)との対戦を改めて熱望。渡辺会長も「やるなら海外だろう」とビッグマッチ実現へ夢をはせた。