河野やっと初防衛戦 興毅はこりごり…
「WBA世界スーパーフライ級タイトルマッチ」(12月31日、大田区総合体育館)
ボクシングのワタナベジムは16日、12月31日に東京・大田区総合体育館でトリプル世界戦を開催すると発表した。WBA世界スーパーフェザー級王者の内山高志(34)が同級9位のイスラエル・ペレス(35)=アルゼンチン=を迎え、1年ぶり9度目の防衛戦。同世界スーパーフライ級王者の河野公平(33)は同級5位のノルベルト・ヒメネス(23)=ドミニカ共和国=と初防衛戦。また、同世界ライトフライ級9位の田口良一(27)は同級王者のアルベルト・ロセル(36)=ペルー=に初挑戦する。
ようやく決まった初防衛戦に、河野は「本当にうれしい」と繰り返した。WBAから対戦相手に指名された亀田興毅(UNITEDジム)に振り回された半年間だった。「亀田のビデオを毎日見ていた」が、興毅の国内ライセンス更新が認められないまま時は流れ陣営は8、11月と会場をキャンセルした。
「8月、9月に決まりそうで、それに合わせて練習していた。モチベーションが上がったり下がったり大変だった。入札前は海外の可能性もあると言われ、焦った」と、ジェットコースターのように揺れ動いた半年間の心境を明かした。
しかし、もう迷いはない。昨年は初防衛戦に失敗しただけに「チャンピオンとそうでないのとでは全然違う。絶対にベルトは渡さない」と誓う。
相手は2勝8敗から負けなしの18連勝中(2分挟む)と勢いのある23歳のヒメネス。「ビデオを一回見た。左右思い切り振ってくる。逃げずに打ち合いたい。できれば早めのKOを狙います」と返り討ちを予告した。
WBAは勝者に同級2位の興毅を対戦相手に指名するとみられ「日本でのライセンス取得を条件に受ける」(渡辺会長)予定。だが河野は「正直、あえてやりたいとは思わない」。もうこりごりと言わんばかりだった。
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