大竹 世界王座獲り大竹ビールで乾杯だ
「WBA世界スーパーバンタム級タイトルマッチ」(11月22日、リバプール)
WBA世界スーパーバンタム級王座に挑戦するIBF同級3位の大竹秀典(33)=金子=が27日、都内のジムで会見した。初の世界挑戦、初の海外遠征で、王者は29勝(20KO)2分と負けなしの強豪スコット・クイッグ(26)=英国=だが、勝てば勤務先のビール会社が「大竹ラベル」発売を約束している。
世界挑戦の知らせは思いがけなく届いた。最初にオファーを受けた和氣慎吾(古口協栄)が辞退。代打で出番が回り、世界挑戦を狙い続けていた陣営は二つ返事で受諾した。
大竹もケガからの復帰戦が大一番となり「ドキドキする。スーパーバンタムは激戦区でなかなか挑戦できない。必ずベルトを持って帰る」と気合十分だ。
勤め先の横浜ビールでは太田久士社長(52)が「勝ったら大竹ラベルのビールをつくる」と宣言。普段は週に5日は、同社直営レストランの厨房(ちゅうぼう)で魚をさばく。社の人気者で、すでに「大竹ランチ」というスペシャルメニューがあるほどだ。
つらい夏だった。練習中に右ろっ骨を折り、7月に予定した日本スーパーバンタム級防衛戦を棄権。9月29日付で王座を返上した。しかし、世界挑戦で一気に盛り上がった。
シロウト同然だった。協会に正規加盟していない地元のジムに入ったのが21歳。23歳で上京し、住まいのある小田急線沿線の車中で見た「金子ジム」の門をたたいた。ジムには同い年で元WBA世界スーパーフライ級王者の清水智信がいたが「俺とは毛色が違うな」と感じたのを今も覚えている。
入門時からコーチする金子賢司トレーナーは「相手は強いが100%勝つ想定をしている。8回まで10点差ついてもいいから残り4ラウンドで勝負」と作戦を練る。大竹も「判定ではアウェーなので厳しい。倒したい」と一発を狙っている。
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