竹中佳、判定完勝で東洋王座初防衛
「デイリー後援・東洋太平洋女子ライトフライ級タイトルマッチ」(2日、明石市立産業交流センター)
ボクシングの東洋太平洋女子ライトフライ級タイトルマッチが2日、明石市立産業交流センターで行われ、王者・竹中佳(高砂)が3-0の大差判定で同級3位のノンギッグ・シットジャーナート(タイ)を下し、初防衛に成功した。
4月に神戸市で行われた決定戦でヨッカオ・ローエイシティジム(タイ)に4回TKO勝ちし、空位の王座を獲得した竹中が地元・兵庫での初防衛戦を危なげなくクリアした。序盤から距離を保ち、サウスポースタイルから得意の左ストレートを効果的に当ててポイントを連取。ダウンこそ奪えなかったが、2人のジャッジがフルマークを付ける完勝だった。スコアは80-72×2、79-73。「地元でKOで決めたかったので悔しいです」とリング上で話した王者。既にIBFでは8位にランクされ、世界挑戦も見えてきただけに、勝利にも浮かれる様子はなかった。
セミファイナルでは日本スーパーフライ級10位の森川真一郎(VADY)がダウン応酬の末、左ボディーショットで3回KO勝ち。B級ライセンスでのデビューとなった高砂ジム期待の横田一磨(高砂)は、右ストレートで2度倒し、初陣を初回KOで飾った。
この日の全試合結果は以下の通り。
▽4回戦
中安信円(姫路木下)×判定0-2○山本竜暉(井岡)
木村一輝(高砂)×判定1-2○野村健太(仲里)
清瀬天太(姫路木下)○判定3-0×西川諒(井岡弘樹)
▽6回戦
横田一磨(高砂)○KO1回3分7秒×ファーペッチ・ソープライトン(タイ)
▽8回戦
森川真一郎(VADY)○KO3回2分51秒×カエンペッチ・マノプルングロット(タイ)
▽東洋太平洋女子ライトフライ級タイトルマッチ8回戦
王者・竹中佳(高砂)○判定3-0×同級3位・ノンギッグ・シットジャーナート(タイ)