「ＷＢＣ女子世界フライ級タイトルマッチ」（１２月６日、モンテレイ）

　ボクシングのＷＢＣ女子世界フライ級王者・真道ゴー（２７）＝グリーンツダ＝は４日、同級１位・アレリー・ムシーニョ（２５）＝メキシコ＝と１２月６日、メキシコ・モンテレイで３度目の防衛戦を行うことを発表し、大阪市内で会見した。

　相手はＩＢＦ同級王座、ＷＢＡ同級暫定王座を獲得した元世界２冠王者。強さに加えた美貌でアイドル級の人気を誇る。真道は「美女と野獣」と表現し、ヒールを覚悟。「敵地で本物の相手と戦うのは楽しみ」と腕をぶした。

　Ｖ３達成後の標的は日本のエースで女子世界２階級王者・藤岡奈穂子（３９）＝竹原＆畑山だ。「強い相手とやりたい」と日本最強女子決定戦を熱望した。

　９月に和歌山・クラトキジムからの移籍騒動もあり、今回の一戦は二転三転の末、決まった。性同一性障害を公表し「真っすぐに信じた道を行く」真道にとって逆境こそ力。「完全アウェーの中、倒して名を挙げて帰る」とキッパリ。８日に世界挑戦する多田悦子（真正）の応援と敵情視察のため５日、メキシコに乗り込む。