“超イケメン”丸田陽七太がプロテスト
ボクシング界にスーパーアイドル候補が誕生する。現役高校生、丸田陽七太(17)=関大北陽高2年、森岡ジム=が24日、大阪・住吉区民センターで開催される六島ジム興行(デイリースポーツ後援)内で関西初となる公開プロテストに臨む。インターハイ2年連続準優勝の実績が認められ飛び級でB級テストを受験。来秋にデビュー戦の予定だ。将来、世界を狙える大器なのはもちろん、ルックスもジャニーズ系超イケメンで“逆告白”は何と100回超。女性ファン殺到必至の「ひなた」が客層を変える!?
太陽が七日照るようにと名付けられた「ひなた」に天は二物を与えた。ボクシング界のホープで176センチ、58キロの鍛え上げられた肉体。女性に今、大人気の俳優・福士蒼汰(21)似のルックス。まばゆ過ぎる17歳のモテっぷりは半端でない。バレンタインデーのチョコレートは毎年、小学生で40個、中学生で30個。兵庫県川西市の自宅には恋する女の子が夜までひっきりなしに手渡しに訪れた。
「高校になると本命とかになるから…」と減ったが、それでも10~20個。高校に通う電車内でも、たびたび“逆ナン”される。女性から告白されたのは「合わせれば100人は超えているかも」と、はにかんだ。ただ100人の愛に、陽七太が応えることは、ほぼなかった。交際経験はあるが、彼女にメールを返す暇があれば練習を優先。当然、自然消滅した。
赤い糸で結ばれるのはボクシング。出会いからぞっこんだった。偶然、通りかかった森岡ジムに足を踏み入れた瞬間、目を輝かせた。「帰らない」と泣きじゃくった。当時はキッズコースがないと言われても聞かない。最初は「週1」で通い、残りの6日は見学。森岡和則会長は「週3でええわ」と根負けし、その後、毎日となった。
先代会長でメキシコ五輪銅メダリスト・栄治氏(04年死去、享年58)の英才教育もあり才能は花開いた。高校1、2年とインターハイ準優勝。「17歳でプロになる」と6歳で誓った通り、高校タイトルには未練なくプロテスト受験を決めた。
「まずは世界王者。それからもっと上を目指す。いずれはラスベガスで試合」と夢は大きい。来春にも米ロサンゼルスで語学勉強も兼ね2カ月の長期合宿を行う。階級はスーパーフライ級かバンタム級で高校在学中の来秋、世界ランカー相手にデビューする予定だ。
同じく11月24日にテストを受ける元WBC世界バンタム級王者・辰吉丈一郎(44)の次男・寿以輝(18)と同期となるのも運命か。「人がどう取り上げられようと何とも思わない。誰とやっても負ける気はしない」とキッパリ。ボクシング界を盛り上げる両新星として期待は膨らむ。
リング上で命を懸けた殴り合い。熱狂するのは男の方が圧倒的に多い。WBCバンタム級王者・山中慎介(32)、WBA世界スーパーフェザー級王者・内山高志(34)らワイルド系の男前とは違うジャニーズ系の陽七太。「女の子とかが来てくれるようになればうれしい」。アイドルのコンサートのように黄色い声援で会場を満員にする日は近い!?