ボクシングの元世界２階級王者・井岡一翔（２５）＝井岡＝は２０日、１２月３１日に大阪市のボディメーカーコロシアムで、元ＷＢＡフライ級暫定王者のジャン・ピエロ・ペレス（ベネズエラ）と１０回戦を行うと発表した。クリアすれば来春にも世界３階級制覇へ再挑戦する計画で、「積み重ねてきたことをしっかり出して、結果を残す」と意気込んだ。

　５月に３階級制覇に失敗したが、９月の再起戦で勝利。当初は大みそかに悲願への再挑戦を予定していたが、交渉を進めてたＷＢＡ王者のファン・カルロス・レベコ（アルゼンチン）が左肩を痛め、見送られた。レベコが回復し、指名試合をクリアし次第、陣営は本格交渉に入る構えだ。

　４年連続となる大みそかのリングへ向け、一翔は「２０１５年に向けた好スタートが切れるように」。父の一法会長も「春に向けてやり続けなきゃいけない。濃い内容の試合を」と話した。