三浦“肉食減量”でパワーUP
「WBC世界スーパーフェザー級タイトルマッチ」(22日、横浜国際プール)
前日計量が21日、都内のホテルで行われ、スーパーフェザー級王者の三浦はリミットの58・9キロ、挑戦者のプエルタは58・4キロで一発クリア。また、同フライ級王者のゴンサレスは50・8キロ、挑戦者のフェンテスは50・3キロで同じく1回でパスした。
何もかも予定通り。無事に計量を終えた三浦は、落ち着いた表情だった。ミネラルウオーターで喉を潤し、用意した鶏とニンニクのスープをゆっくりと味わった。
リミット58・9キロでのクリアが順調な調整を物語る。これまでもそうだったように、今回も肉を中心とした食事による減量。パワーとスタミナを維持するため、計量前々日まで肉を取り続けた。
「最少でも150グラムは食べていました」と言うから、ハードなトレーニングとの両立なくしてはできない。計量前日は肉ではなく、故郷・秋田の米をかみしめ、気合を入れた。
はかりに乗ったプエルタの全身タトゥーを目の当たりにした。「タトゥーをした相手とはあまりやったことがないけど、タトゥーが的になればいい」と、のんでかかる。
相手のボディーには、メキシコの生まれ故郷「SINALOA」(シナロア)と刻まれている。レバーに近い「S」の字をめがけ、ボンバーをさく裂させる。