2日間で8試合!年末に世界戦ラッシュ
ボクシングのWBA・WBO世界スーパーバンタム級統一王者のギジェルモ・リゴンドー(34)=キューバ=が12月31日、大阪・ボディメーカーコロシアムでWBO世界フェザー級10位、東洋太平洋同級王者・天笠尚(29)=山上=と防衛戦を行うことが1日、都内で発表された。天笠は1階級下げての挑戦となる。
シドニー、アテネで五輪2連覇、09年にプロ転向後は7戦目でWBA世界スーパーバンタム級暫定王座を獲得後、ここまで14戦全勝(9KO)でWBAスーパー王座とWBO王座を保持する“最強王者”リゴンドーの参戦が発表されたことで、年末のボクシングの主要カードが出揃った。
世界戦は東京(大田区総合体育館)3試合、大阪(ボディメーカーコロシアム)2試合の計5試合。これは1日に行われる世界戦としては、東京・大田区総合体育館で3試合、大阪・ボディメーカーコロシアムで2試合が争われた2012年の大みそかと並んで最多タイ。しかも今年は前日の30日に東京・東京体育館でもトリプル世界戦が開催されるため、2日間で8試合の世界戦が開催されることになる。リゴンドーやWBO世界スーパーフライ級王者・オマール・ナルバエス(アルゼンチン)といった世界的強豪が来日することも例年とは少々趣が異なる。
世界戦以外でも30日はロンドン五輪男子ミドル級金メダリスト・村田諒太(帝拳)のプロ6戦目、31日の大阪は3階級制覇を目指す井岡一翔(井岡)の世界前哨戦やモデルボクサー・高野人母美(協栄)が参戦し、興行の中身を競っている。
30日はフジ系、大みそかは東京がテレビ東京系、大阪がTBSでのテレビ中継がそれぞれ決まっており、試合内容だけではなく、視聴率でも争うことになりそうだ。
【2014年12月に開催される世界戦】
◆12月30日 東京体育館 「ボクシングフェスス2014 SUPER BOXEO」
「WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ」
王者・オマール・ナルバエス(アルゼンチン)-同級8位・井上尚弥(大橋)
「WBC世界ライトフライ級王座決定戦」
同級1位・ペドロ・ゲバラ(メキシコ)-同級3位・八重樫東(大橋)
「WBC世界ライト級王座決定戦」
同級1位・ホルヘ・リナレス(帝拳)-同級2位・ハビエル・プリエト(メキシコ)
◆12月31日 大田区総合体育館 「THE BEST OF BEST」
「WBA世界スーパーフェザー級タイトルマッチ」
王者・内山高志(ワタナベ)-同級9位・イスラエル・ペレス(アルゼンチン)
「WBA世界スーパーフライ級タイトルマッチ」
王者・河野公平(ワタナベ)-同級5位・ノルベルト・ヒメネス(ドミニカ共和国)
「WBA世界ライトフライ級タイトルマッチ」
王者・アルベルト・ロセル(ペルー)-同級9位・田口良一(ワタナベ)
◆12月31日 ボディメーカーコロシアム 「年またぎスポーツ祭り!史上最大の限界バトルKYOKUGEN2014」
「WBA・WBO世界スーパーバンタム級タイトルマッチ」
王者・ギジェルモ・リゴンドー(キューバ)-WBOフェザー級10位・天笠尚(山上)
「IBF世界ミニマム級王座決定戦」
同級3位・高山勝成(仲里)-同級6位・大平剛(花形)