石井慧 骨折の右ろっ骨「完治した」

 「デイリー後援・INOKI BOM-BA-YE2014」(31日、両国国技館)

 北京五輪柔道100キロ超級金メダリストで格闘家の石井慧(28)が25日、ミルコ・クロコップ(40)戦へ向け、練習先のオランダから帰国した。10月初旬に右ろっ骨を骨折し、11月のセルゲイ・ハリトーノフ戦を回避。心配されたが「完治した。コンディションは今までにないくらいいい」と絶好調を宣言した。

 8・23両国でミルコの肘打ちで頭部から流血し、ドクターストップ負けでIGFベルトを奪われたリベンジを期す。「(試合映像は)何回か見た。あの負けが良かったと思えるように結果を残したい」と力を込めた。

 ミルコ戦の先に元UFC王者ジョシュ・バーネット(37)を見据える石井は、年末の主役を目指す。大みそかは内山高志の防衛戦など3大世界戦のあるボクシング、DEEPさいたま大会など“ライバル”がひしめくが、「一番目立ちたい」と豪語。「試合後にDEEPへ行って、北岡(悟)選手の応援をしたい」と予告もした。

 連敗は許されない大一番。対日本人無敗のミルコ撃破で話題をさらい、15年へ最高のスタートを切るつもりだ。

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