河野 次の防衛戦は5月にマカオ!?
大みそかに初防衛に成功したWBA世界スーパーフライ級王者・河野公平(ワタナベ)が14日、海外での防衛戦を熱望した。
同門のWBA世界スーパーフェザー級王者・内山高志はすでに海外進出の希望を表明しているが、この日河野も「海外でやってみたい。マカオでやった後輩が日本の5倍くらい盛り上がると言っていた」と熱く語った。
昨年2月、ジムの後輩・松山真虎がマカオでWBCアジア・スーパーフライ級王者のレックス・ツオ(香港)に挑み、8回TKO負けを喫した。そのリングに自分も上がってみたいのだ。
内山、WBA世界ライトフライ級王者・田口良一(ワタナベ)とともに次戦は5月に予定されている。渡辺均会長は「内山と河野は海外になる可能性があります」と話している。円安の追い風も受け、実現の可能性は少なくない。
WBAが再び同2位の亀田興毅を指名挑戦者とする可能性もあるが、ライセンス問題で国内での試合実現は困難。では海外で、とも簡単にはいかないようだ。渡辺会長によると、マカオのプロモーターも亀田戦は集客面が見込めないことから乗り気でなく、松山を倒したマカオの英雄でWBA同11位のチョーの名を候補として挙げているという。
「チャンピオンでいられて幸せ」という河野。一度王座を失い、ベルトの重さを知る男が世界の舞台で飛躍を狙っている。