亀田3兄弟 4月米国でそろい踏みや
亀田3兄弟が4月中旬に米国での興行にそろって出場することが13日、明らかになった。三男でWBO世界バンタム級王者の和毅(23)と次男で元2階級制覇王者の大毅(26)はこの日、合宿のため成田発の航空機で米マイアミに出発した。
兄弟唯一の現役世界王者、和毅はWBA世界バンタム級正規王者、ジェームス・マクドネル(英国)と4度目の防衛を懸けた統一戦を行う。「VTRを見て対策は練っている。長身でリーチも長い。大きい相手とスパーリングする。試合までマイアミでじっくり練習する」と万全を期す。
和毅は昨年11月に米シカゴでWBO同級暫定王者に判定勝ちし、WBO内統一となる3度目の防衛に成功。今回の統一戦は次のステップに進むための「重要な試合」と位置づけている。
大毅はIBF世界スーパーーフライ級王者だった13年12月、WBA同級王者のリボリオ・ソリス(ベネズエラ)との統一戦に判定負け。それ以来の再起戦となる。階級をバンタム級に上げてのノンタイトル戦。「負けても王座防衛」騒動を契機にジム会長らが処分され、亀田ジムは国内活動停止となった。大毅は「もう一回、世界王者になりたい」と意欲を見せた。
長男の興毅(28)はスーパーフライ級のノンタイトル戦を行う予定で、亀田3兄弟の同一興行出場は10年12月26日以来となる。興毅はこの日は渡米せず、後日合流する。