オカダ、棚橋 優勝候補2人が消える
「新日本」(5日、大田区総合体育館)
波乱のNEW JAPAN CUP1回戦となった。前IWGPヘビー級王者・棚橋弘至が矢野通に、オカダ・カズチカはバッドラック・ファレに敗れ、早くも優勝候補2人が消えた。
矢野に髪をつかまれたまま、わずか167秒で丸め込まれた棚橋は、リング上で足をばたつかせて悔しがり「オレの希望が…。矢野にだけは借りを返す」と吐き捨てた。タッグで2連敗していたファレに三たび屈したオカダは、スランプの風評を覆せず無言だった。
「旗揚げ記念大会で見事なエース交代劇だ」と高笑いした矢野、昨年準Vのファレ、インフルエンザでのNEVER王座返上から復活に燃える真壁刀義、順当なら2回戦で棚橋と激突予定だった飯伏幸太らにもチャンスが拡大。大相撲ばりの“荒れる春”で、一気に大混戦となった。